酸性土壌・酸性硫酸塩土壌の中和資材
ドクターペーハーSX | BF-Lite | |
粒度 | 0~3mm |
ドクターペーハー土木用 |
pH | 9~10.5 | 8.5~9.5 |
用途 | 酸性土壌の中和(土壌に混合) 酸性法面緑化のために植生基盤材に混合 |
酸性土壌の中和(土壌に混合) 植穴底部に敷設し酸性の染み上がりを中和 |
特長 | 焼成された素材のため、長期的に効果を持続します。BF-Liteは粘性の酸性土壌の透水性の改善効果も期待できます。 | |
荷姿 | ・20kg入りビニール袋 ・800kgフレコン入り |
・20リットル入りビニール袋 ・1㎥ フレコン入り |
酸性硫酸塩土壌の場合、掘り出されて間もない時には中性~弱アルカリ性を示すことが多く、大気や雨水による酸化作用や微生物による酸化作用を経て硫酸を生じることで急激に強酸性土壌になってしまいます。
中和剤の配合量は、酸化作用を受ける前から酸化作用を受けた時のpH値を予想し決定することが重要になります。
当社では送られてきた現場土壌について、そのままの試料と、過酸化水素水で強制酸化させた試料について中和試験を実施し、最適な配合量をご提案させていただいております。(中和試験は無料で約10日程度必要です)
酸性硫酸塩土壌の過酸化水素水による強制酸化
中和試験結果(例)
この土壌は現状ではpH5.3程度で、強制酸化後にはpH2.4を呈する典型的な酸性硫酸塩土壌でした。
ドクターペーハーSXを20~40kg/㎥ 配合した時の中和曲線は下図のようになりました。
中和剤を配合した時、pH5.0~7.9の範囲となる配合量を青枠と赤枠で示していますが、この重なる箇所が最適な配合量となります。
仮に20kg/㎥ を配合量とした場合、配合直後の土壌はpH7.9を示しますが、徐々に酸化されpH値は低減していきます。そしてこの土壌が完全に酸化された時でも、pH5.4程度を保持可能であることがわかります。