ドクターペーハー土木用(液剤B-typeおよび粉剤)
土木向けの中和剤
名称 | ドクターペーハー液剤 B-type | ドクターペーハー土木用 |
性状 | 液状 | 粉状 |
荷姿 | 1㎡樹脂コンテナ | 1tフレコン |
用途 | 土木用(造園、農業用に中和) | 土木用(埋戻しのための中和) |
対応pH | pH11程度まで(pH12以下) | pH10.5程度まで(pH11以下) |
電気伝導度 | 上昇し難い | 上昇する |
機材 | 専用の土質改良機 | 専用の土質改良機または汎用土質改良機 |
強アルカリ性残土の場合
pH11を超える場合には曝気養生を行い、pHを若干低減させることで経済的な中和が可能になります。
強アルカリ性建設汚泥の場合
泥土を固化させるためにセメント系固化剤や石灰を混合しpH11を超えた場合、1か月程度の養生期間が必要になります。pH11以下であれば若干の養生期間を経て中和することが可能です。
曝気養生とは
セメント系固化剤や石灰で処理された土壌には多量の水酸化カルシウムが存在し強アルカリの原因になっています。
水酸化カルシウムは大気や雨水中の二酸化炭素と容易に反応し中性の炭酸カルシウムへと変化するため、強アルカリ性土壌のpH値は徐々に低減します。
Ca(OH)2+CO2⇒CaCO3+H2O
具体的にはバックホウを用いて仮置きした泥土を天地返しするように数メートル移動させるように攪拌します。この時、大気中の二酸化炭素が土壌と接触しpHを徐々に低減化します。pH値が高い場合は複数回実施すると良いでしょう。