アルカリ土壌中和 株式会社インターファーム
04-2941-2435

酸性土壌緑化対策品
ドクターペーハーSXⅡ

植生基盤材や土壌に混合して使用します。

特長
  • ・焼成された製品のため、反応が穏やかで急激なアルカリ溶出がありません。また水に難溶性のため効果が持続します。
  • ・ケイ酸カルシウムを含むため、特にイネ科植物(芝生など)への施肥効果があります。
  • ・土壌を固結させません。
  • ・中和に伴う電気伝導度の上昇がほとんどありません。
  • ・軽量発砲コンクリート(ALC)を破砕、粒度調整された100%リサイクル製品です。
荷姿
pH pH9.5~10.5
かさ密度 0.95~1.00
主成分 ケイ酸カルシウムを主成分とし、土壌環境基準に適合する安全な材料です。
荷姿・性状 20kgビニール袋
800kgフレコン
  • 植生基盤材への配合
  • 土壌へ直接混合

使用方法:植生基盤材に混合する場合

①植生基盤材に配合した時のpH変化

ドクターペーハーSXⅡはpH9.5~10.5程度のアルカリ資材のため、入れすぎによる内部のアルカリ化を防ぐためにどの程度混合できるか把握することが重要です。
下図は植生基盤材に製品を配合した基盤材のpHの変化を示した図になります。
この図の場合、基盤材内部をpH8.0を上限とした時の配合量は3kg/㎡になることが分かります。
(配合量を調べる試験は無料です。使用する基盤材を500~1kgほど送付してください)

②配合した時の効果

ある一定の地山深さから滲出する酸に対し基盤層内部を中性に保持することができます。
さらにドクターペーハーCaPを同時混合することで酸性土壌に対して様々な効果が期待できますので併用して使用することをお勧めしています。
(地山の中和、植物に有害なアルミニウムの無害化、基盤材の酸性化を抑制、微生物活動活性化による土壌の団粒化促進など)

使用方法:酸性土壌に混合する場合

過酸化水素水で強制酸化したを試料を用いてpH値を測定

中和剤の配合量は、酸化作用を受ける前から酸化作用を受けた時のpH値を予想し決定することが重要になります。

当社では送られてきた現場土壌について、そのままの試料と、過酸化水素水で強制酸化させた試料について中和試験を実施し、最適な配合量をご提案させていただいております。
(中和試験は無料です。現場土壌を1検体500~1kgほど送付してください。試験には10日間程度要します。)

中和曲線作成例

中和剤を配合した時、pH5.0~8.0の範囲となる配合量を青枠と赤枠で示しています。この重なる箇所が最適な配合量となります。
仮に20kg/㎥ を配合量とした場合、配合直後の土壌はpH7.9を示しますが、徐々に酸化されpH値は低減していき、この土壌が完全に酸化された時でもpH6.8程度を保持可能であることがわかります。

取扱い上の注意事項
  • ・粉じんが生じますので、作業時にはマスクおよびゴーグルの着用をお願いいたします。
  • ・雨がかからないようシートで覆って保管してください。
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