アルカリ土壌中和 株式会社インターファーム
04-2941-2435

敷地からのアルカリ排水対策用中和剤
Dr.pH 土木用液剤

特長
  • ・強アルカリ性の改良土を盛土した敷地やRC砕石等によるアルカリ水の場外への流出を基準値以下に中和することができます。
  • ・1㎡あたり3~5リットルを散布するだけで効果が得られるため、経済的なアルカリ排水対策が可能です。
  • ・六価クロムの溶出が懸念される場合は対策品を使用します。
    (六価クロム対策品の重金属の溶出に関しましては保証の限りではございません。)
  • ノーマルタイプ
  • 六価クロム対策タイプ
荷姿
荷姿 20Lキュービテナー又は1000リットルIBCコンテナ
pH pH2~3程度
比重 1.3程度

使い方

①表土やコンクリートガラを使った中和試験を実施します。(無料)

中和試験から中和に必要な中和剤の量(リットル/㎥)を求めます。
中和目標はpH7.5~8.0とすればよいでしょう。

②浸透させる深さを検討し散布量を決めます。

一般的には3~5cm程度浸透させ中和する前提で必要な散布量を求めます。この時、1㎡あたり1リットル散布で約1cm浸透するものとして計算します。

③中和試験の結果と改良深さにより原液または希釈液を散布します。

  • 原液を散布するケース
    例えば中和に必要な量が100L/㎥となった場合で、深さ4cmを対象に中和する場合、1㎡あたり必要な中和剤は4リットル/㎡となりますから、原液を1㎡あたり4リットル散布すればよいことになります。
  • 希釈して散布するケース
    中和に必要な量が50L/㎥の場合で、深さ5cmを対象とした場合、原液は2.5㍑/㎡となります。
    5cmまで浸透させたいので、原液を2倍に希釈し1㎡あたり5リットルの希釈液を散布することになります。

中和処理と同時に実施したい対策

  • ①側溝に溜まった改良土のホコリ。
    →側溝の清掃でpHが低減することが多いです。
  • ②焼却灰など廃棄物保管場所からのアルカリ溶出。
    →雨が当たらない場所で保管する、こぼれた床面を清掃する、などで排水のpH低減効果が得られます。
  • 改良土の影響(pH10~12)
  • コンガラの影響
  • 側溝内に溜まったアルカリ性の改良土
  • 床面にこぼれた焼却灰など

施工事例

1)概要

施工場所 発電所敷地
概要 改良土が敷設され、表層はpH10.5~11.0の土壌が分布
排水ピット 改良土の影響で、排水基準(pH9.0)を超えるpH9.5~10.0が観測されていました。

2)中和試験

中和試験結果:改良土をpH8.0に中和するために必要な量は「中和曲線」に示すよう40リットル/㎥となりました。

3)施工

散布量 深さ5cm程度まで中和するため、2.5倍希釈液を1㎡あたり5リットル散布するものとしました。
散布機材 希釈水用給水車、ハイドロシーダ車
他の対策 側溝の洗浄、焼却灰保管場所の清掃
  • 給水車・ハイドロシーダ車を用意
  • 散布状況

4)対策後

排水ピット:ピット内はpH8.0~8.5で推移しています。

取扱い上の注意事項
① 保護具
  • ・皮膚荒れなどの原因となりますので、使用時にはゴム手袋などを着用してください。
  • ・目に入ると強い刺激性がありますので、必ずゴーグルを着用し作業してください。万一目に入った場合は多量の 水で洗浄してください。違和感がある場合には眼科医の手当てを受けてください。
② 作業時
  • ・新設のアスファルト面に付着すると乳化し白濁することがありますので、養生を行い散布してください。付着した場合は速やかに真水で洗い流してください。
  • ・周囲の施設や機材などにかからぬようご注意ください。
  • ・飛散防止のため強風時は作業は中止してください。
  • ・少なくとも2~3日以上降雨がないタイミングで施工してください。
    (表流水が生じない程度の小雨なら問題ありません。)
③ 保管
  • ・保管する場合、一般の人が触れない様にシートを掛け固縛してください。
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